あっと驚く衝撃ラスト!ありそうもないことが起きるのが団地
団地の自治会長選挙に立候補した清治は正三に負ける。君子から「思ったより人望なかったんやね、清治さん」と言われていじけ、「僕は死んだことにしてくれ」と床下に閉じこもってしまう。
それから2か月。清治を見かけなくなった団地の住人たちが噂話をする。ある主婦が「山下さん、殺されてると思う」と口走ったことをキッカケに団地中が大騒ぎ。マスコミの取材クルーまで押しかけ、「ご主人が生きているという証拠を出しなさい」と正三がヒナ子に詰め寄る。「ほな、電話します」とヒナ子はケイタイでやりとりするふり。
そして、ラストの衝撃的なSF的展開。こんなのありかと唖然とするが、「ありそうもないことがありえるというのが団地でしょ」と君子はいう。まさにありそうもないことが起こったのだ。そういえば、団地につきものの給水塔って、SFっぽい。
佐竹大心
オススメ度 ☆☆☆