舛添知事「怪しすぎる領収書」明細ないホテル支払い、小さな喫茶店から大量卵サンド

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   東京都議会は来週13日(2016年6月)と20日に総務委員会の集中審議を行い、舛添要一知事の一連の政治資金流用疑惑を追及することを決めた。司会の羽鳥慎一は「ここが今回の核心です」と、2013年と14年の正月に家族連れで出かけた千葉県木更津市のホテルの領収証を取り上げた。元新聞記者の出版社社長を招いて「会議をした」となっているのだが、総額だけでただし書きや明細はない。

   「モーニングショー」のスタッフが実際にこのホテルに泊まって入手した領収書には、宿泊日数や人数、飲み食いした内容を記した明細書がついていた。領収証との間にミシン目は入っているが、同じ一枚の紙だ。元検事の郷原信郎弁護士は、切り離すと政治資金収支報告書としては「×」という。「データは残っているはずだから、提出を求めれば出てくるはずです。会議の相手が実際には来ていないことがわかる可能性がある」と指摘する。

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総務委員会・集中審議で説明できなければ辞任へ

   舛添知事が政治資金から払ったとしている喫茶店の領収証についても、スタッフが店に行って検証した。支払金額1万8000円で、この店はコーヒー1杯400円だから45人分になる。追及を受けた舛添知事は、近くの会議室に1個600円の卵サンドを出席者二十数人分の出前もとったという。たしかに出前はしているが、当時のアルバイトがすでに辞めたので確認できなかった。しかし、いつも店に置いてある卵で作れるサンドイッチは5人分で、二十数人分の注文に応じることはできなかったはずだ。

   時事通信特別解説委員の田崎史郎氏は「こうした細かいディテールを都議会総務委員会では詰めなければなりません」と話す。道義的責任だけでは辞めさせられない。郷原弁護士も「本当はどうなのか。最大のポイントです」と述べた。

文   あっちゃん| 似顔絵 池田マコト
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