今年で55回となる「東京おもちゃショー」が東京ビッグサイトで開催されていて、12日(2016年6月)まで一般の入場もOKだ。出展されているおもちゃは3万5000点で、今年の傾向は大人も子供も楽しいものが多いという。「月刊トイジャーナル」編集長の伊吹文昭さんはこう話す。
「年齢的なボーダレス化です。大人と子供が一緒に遊ぶ。そういうお父さん、お母さんが増えていますからね」
巨大金魚が迫ってくる潜水艦試乗体感
どんなものがあるのか。大竹真リポーターが「おえかきアーチスト」をやってみる。20センチ四方ぐらいの画面に魚の絵を描くと、画面いっぱいに泳ぎ始めた。開発担当者は「描かれた絵をデジタル化して保存し、それにあった背景とマッチングさせて軌跡みたいにして描くんです」と説明する。
潜水艦の試乗体感もある。水槽の中におもちゃの潜水艦があって、ラジコンで動かすのだが、「ただのラジコンじゃないです」(担当者)という。何が違うのか。
大竹「ああ、画面に巨大な金魚! そうか、潜水艦にカメラが付いているんだ。水槽に入っている金魚が見えてるんですね。まるで自分が乗っているような迫力があります」
カメラの先端にエサが付いていて、金魚はそれ目当てでよってくるのだった。
赤坂和郎