おととし2014年7月、保育園児を虐待して死亡させたとして保護責任者遺棄致死と暴行罪に問われた宇都宮市の私設保育園長、木村久美子被告(59)に対する初公判がきのう6日(2015年6月)に宇都宮地裁で開かれた。当時9か月の山口愛美利ちゃんが高熱を出していたのに放置した疑いが持たれている。
法廷でも被害児母親と目を合わせず
保育園のスタッフによると、乳幼児を毛布でぐるぐる巻きにしてヒモで縛り、保護者には見せないようにしていたという。スタッフの人数が足りないと言われると、木村は「いくらかかると思っているの」と叱責し、金への執着も浮き彫りになった。夏もエアコンをつけず、「自然の風にあてるのがいい」と話していたという。
公判を傍聴した阿部祐二リポーター「5時間の公判中に、被告が視線を上げたのは2回だけでした。被害幼児の母親と1メートルの距離になっても、顔をあ合わせないし頭を下げることもしませんでした」「母親は娘は被告に殺されたのです。嘘ばかり言っていましたと訴えていました」
司会の加藤浩次「未認可保育所がすべてこうではなありません。ここは普通じゃない」
木村は暴行は認め、保護責任者遺棄致死容疑は否認した。判決は来週言い渡される。
文
あっちゃん| 似顔絵 池田マコト