北海道七飯町の山中に置き去りにされ、6日目に発見された田野岡大和君(7)が歩いた道を、同じ時間帯に飯村真一リポーターが歩いた。林道は幅3メートル、駒ケ岳に向かって山裾を緩やかに上る。置き去り地点から10分ほどで一般車両通行止めのゲートがあった。横を抜けるとさらに上りだ。同行したガイドの佐藤佑さんは「上りに行くのは山の奥に入る感じになるから考えにくい」と話す。
選択間違ってたら樹海に迷い込み
しばらく行くと十字路があり案内看板が立つ。左へ行けば噴火口、まん中をたどると樹海で危ないところだったが、大和君は右の自衛隊演習地ゲートの方向へ歩いた。その先の雲海の向こうに海や街の灯もキラキラする。これを目指したのだろうか。
こちらは下り坂になり、大和君は休まずに10キロほど歩き自衛隊駒ケ岳演習場の施設にたどりついたらしい。「暗くて怖かった。一人で5時間ぐらい歩いて雨宿りをしていた」と話した。
司会の羽鳥慎一「暗さはどうだったのですか」
飯村「まっ暗で、キツネも出て怖かったですね。当日は雨で星もなかった。大人なら引き返しただろうと思います」
石原良純(タレント)「大人の想像とは違うことが起きる。子どもってすごいですよ」
文
あっちゃん| 似顔絵 池田マコト