警察「置き去りは心理的虐待」児童相談所に通告
2時間半経ってあたりが暗くなった頃、自衛隊のゲートがあった。大和くんはこれをくぐって演習場内に入った。場内の広い道路をさらにたどって、歩き始めから3時間、かまぼこ型の小屋が見えてきた時は、もう真っ暗だった。ここでもう一つの幸運、建物の扉に鍵がかかっていなかった。
中に入ってみると、マットレスがあった。大和くんはマットレスの間に潜り込んで体温を保った。さらに建物の外には水道があった。これが6日間を過ごせた理由だった。保護された時、「軽い脱水程度、軽い低栄養状態で、命に別状はない」(医師)という状態だった。
父親は会見で「本当に辛い思いをさせて、『ごめんな』と言いました。息子は『うん』とうなずいてくれました」と語っていた。「あさチャン!」のインタビューに「日に日に元気になっています。母親のハンバーグが食べたいとか。母親は、『大和のこと愛してるんだよ』とキスしてました」
「しつけ」としての置き去りにはネットなどでさまざまな声を上がっている。警察も「心理的虐待」の疑いがあるとして、両親を児童相談所に通告した。
文
ヤンヤン