番組が始まって30分ほどたったとき、北海道・七飯町の山林に置き去りにされ、行方不明になっていた小学2年生の田野岡大和君(7)が発見されたという情報が飛び込んできた。
司会の小倉智昭「いま速報が入りました。田野岡大和君が行方不明になっているニュースで現場に動きがあったようなんです。現場は把握していますか」
現場に1週間張り付いていた田中良幸リポーターに呼びかける。
「はい、本当に先ほど入ってきた情報ではあるんですけど、自衛隊によりますと、駒ケ岳周辺でけさ男の子が保護されたという話が入ってきました。ただ、身元については現在、確認中ということで、安否は保護という表現を使っていますので、無事だということです」
小倉「保護された時間とかは、まだいっさい発表されてないんですよね」
田中「はい、おそらくきょうの朝に保護されたものとみられます」
建物の中で飲まず食わず6日間
8時45分にまた新しい情報が入った。笠井信輔ニュースデスクが「男の子は自分で『田野岡大和』と名乗ったそうです。けがなどはしていないという一報も入っています」と伝える。
梅津弥英子キャスター「一部情報ではありますが、男の子は歩いて自衛隊の施設に、午前7時50分頃に現れたということです」
さらにその2分後。「インターネットの北海道新聞の情報によりますと、自衛隊の駒ケ岳演習場内で見つかったということです」(笠井デスク)。演習場は置き去りにされた林道から数キロの距離だという。
田中リポーター「(現場保存のための)規制線が解かれました。本人かどうか確認されたものと見られます」
小倉「一番ホッとしてるのはご家族だと思うんですが、とくにお父さんね」
中瀬ゆかり(新潮社出版部部長)「しつけということで置き去りにしたそのシーンを何度も思い出して、あんなことするんじゃなかったと思ってたでしょうからね」