舛添追及に本腰入らない自民・公明「リオ五輪前に辞めさせられない」

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   1日(2016年6月)に開会した都議会で、舛添都知事は所信表明で金銭疑惑について謝罪したが、2分40秒だった。都議会与党も「説明責任の果たしたとは認識していない。納得もしていない」(自民党の宇田川聡史幹事長)、「説明不十分で言語道断」(公明党の長橋桂一幹事長)と批判したが、与党議員のなかには「リオ五輪を控えて直ぐ辞めさせるわけにはいかないし、次の知事候補を選ぶ時間もない」と、追及に消極的な意見を多いという。

   123人の都議うち、舛添知事を推薦した自民党56人、公明党23人は計79人で過半数(62人)をはるかに超える。百条委員会の設置は過半数が必要だし、不信任案の可決には3分の2以上の出席議員で賛成4分の3以上が必要だ。野党だけでは知事を追い詰めるのはできないのだ。

野党側の足並みもそろわず

   「モーニングショー」に都議会野党の議員5人が顔をそろえたが、共産党の大山とも子都議は「罰則のある百条委員会を設置し追及したい」、民進党の西沢圭太都議は「まずは総務委員会でやる」など足並みはそろわない。

   玉川徹(テレビ朝日ディレクター)が「数は足りなくても覚悟の問題。やる覚悟はありますか」と詰め寄ると、東京維新の会の柳ケ瀬裕文都議は「不信任を出していく。自民・公明で否決できない状況に追い込むことが大事」と答えていたが、どうやるつもりなのだろう。

文   モンブラン| 似顔絵 池田マコト
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