舛添都知事「所信表明」で居眠り都議ゴロゴロ!これで疑惑追及大丈夫か?

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   きのう1日(2016年6月)に開会した東京都議会で、舛添要一・東京都知事は所信表明のなかで政治資金の私的流用など疑惑について陳謝したが、疑惑について触れたのはわずか3分足らずだった。演壇を降りる知事に激しいヤジが飛んだ。具体的には語らず、「厳しく追及するべきだ」というムードが強まっている。

参院選にマイナスと慌てだした舛添推薦の自民党と公明党

   知事は「ご批判はすべて私の不徳の致すところ。真摯に受け止め、改めてまいります」と語った。高額の海外出張費については、「ファーストクラス、スイートルームは使用しない」、公用車の使用は「厳格な運用を徹底して、都民の疑惑を招くことがないようにする」とした。

   しかし、参院議員時代の政治資金の私的流用疑惑については、「元検事の弁護士による調査結果を、本会議での審議に間に合うよう公表し、ご説明したい」と初めて具体的な期日を示した。

   傍聴を希望した都民はおよそ200人(傍聴席190)と多く、関心の高さをうかがわせたが、傍聴した感想は「何も伝わらず、虚しかった。逃げないでほしい」「納得できない」と眉をしかめる。

   都議会与党の自民、公明両党も「納得していない」「不十分で言語道断」と態度を硬化させた。疑惑が持ち上がった後も「所信を聞いてから」などと追及には慎重だったが、このまま知事をずるずると支えていると見られたら、来月の参院選にマイナスと判断したのだろう。

   都議会の会期は15日まで。それまでに調査結果を明らかにして説明すると約束したわけだが、7日が代表質問、8日が一般質問で、与党も加わって機微いい質問が出そうだ。さらに9日と13日には総務委員会がある。ここが尽き級の場になる可能性が高い。

   野党は「百条委員会」の設置に動いている。参院議員時代の話で都議会に馴染まないという点はあるが、宇田川聰史・自民幹事長は「他会派からそういう提案があれば検討する」と言う。百条委はウソの発言などには罰則があり、猪瀬直樹前知事が辞任したのも、「百条委」設置が決め手だった。

文   ヤンヤン| 似顔絵 池田マコト
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