北海道七飯町の山林で行方が分からなくなった小学2年生・田野岡大和くん(7)の捜索は、きょう31日(2016年5月)も警察や消防など約130人とヘリコプター2機が出動して行われているが依然として見つからない。
両親によると、公園で大和くんが他の人に石を投げるなどしたため、帰宅途中の国道43号線を逸れて林道に入り、しつけのつもりで置き去りにし、5分後に父親が歩いて現場に戻ってみると姿が見えなかったという。
近くに温泉施設や民家
現場一帯は深い雑木林で、未舗装の林道があるだけ。国道との間にはJR函館本線があるほか、少し離れて温泉施設、多目的広場があるが、普段から人気は少ない。民家もあるが、大和くんが立ち寄った形跡はない。
父親の話では、林道で車から降ろしたとき、大和くんは泣きながら車を追っかけてきて1度は乗せたが、それでも言うことを聞かないので再び降ろしたという。
林道を外れると深い雑木・雑草で、大和くんが隠れてしまうほどだが、子供が慣れない林に踏み入るというのも考えにくい。わずか5分の間に何があったのか。
捜索範囲を15キロ四方に拡大
現場付近は、置き去りにした28日夜には雨が降り、翌朝の気温は7度だった。捜索隊は馬も使っており、31日は捜索範囲を置き去り地点から15キロ四方に広げるという。
ロバート・キャンベル(東京大教授)「昨晩で3回夜を過ごしています。食べてもいないし、一刻も早く見つけないと」
大和くんはTシャツ姿だという。
文
ヤンヤン| 似顔絵 池田マコト