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三菱、スズキだけじゃない・・・誰でも知ってるカタログと実燃費のあまりの違い

   今週の週刊現代で読むべきは「主要100車種『実際の燃費』をすべて公開する!」。カタログ燃費と実燃費が乖離していることは、自動車に詳しい人間なら誰でも知っていたことだろう。三菱に続いて、スズキが燃費の不正測定をしていたことが明らかになったが、当然ながらトヨタや日産、マツダにも似たようなことがあるに違いないと思う。

   週刊現代はインターネットサイト「e燃費」の協力を得て、代表100車種のカタログ燃費と実燃費の差を調べた。「e燃費」の石原正義氏はこう話す。<「ハイブリッド車や軽自動車など燃費を売り物にする車ほど、実燃費とカタログ燃費の乖離が大きくなる傾向があります」>

   その通りで、トヨタのプリウスは、カタログ燃費は40・8キロ/リットルだが、実燃費は21・7キロ/リットルと達成率は53・3%しかないのだ。他にもスバルのプレオは達成率45・2%、スズキのアルトラバンは達成率が49・0%で、100%を超えているのはホンダのシビックの116・9%と1台しかない。

   検査をメーカー任せにしていた国もメーカーも国民をバカにするのもほどほどにしろ! これでも怒らないのなら、日本の車ユーザーは人のいいアホだといわれても仕方あるまい。

元木昌彦プロフィール
1945年11月24日生まれ/1990年11月「FRIDAY」編集長/1992年11月から97年まで「週刊現代」編集長/1999年インターネット・マガジン「Web現代」創刊編集長/2007年2月から2008年6月まで市民参加型メディア「オーマイニュース日本版」(現オーマイライフ)で、編集長、代表取締役社長を務める
現在(2008年10月)、「元木オフィス」を主宰して「編集者の学校」を各地で開催。編集プロデュース。

【著書】
編著「編集者の学校」(講談社)/「週刊誌編集長」(展望社)/「孤独死ゼロの町づくり」(ダイヤモンド社)/「裁判傍聴マガジン」(イーストプレス)/「競馬必勝放浪記」(祥伝社新書)ほか

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