担当の安村直樹アナが張り切る割には、司会の加藤浩次をはじめ出演者の反応がいまいちの「スッキリJUDGE」コーナーだが、26日（2016年5月）の2つのテーマはなかなか盛り上がった。
【その1】タバコの臭いのする客の入店を拒否する「京橋屋カレー」（有楽町）の是非。
ネットには「スパイスの香りを阻害されずに味わえる」などと賛成の声が集まっているが、ひと月に30人が断られるという。スタジオで「厳しすぎる」の札を出したのは松嶋尚美（タレント）だけ。あとは「理解できる」という。
松嶋は「なんで理解できるん？」と聞く。「横で吸ったらいかんけど、喫煙者に厳しすぎる。世の中、臭いくらいいいんじゃないの」。と、加藤は「俺も厳しすぎるに変えようかな。あの店から出てきた人を、カレーが極端に嫌いな人はどう思うんだろう。これが発展すると、スメル・ ハラスメントになりかねないですよ」
近藤春菜キャスター「食べるのが好きで、いちばん重要視するのが香り。タバコの臭いがすると楽しみが半減しちゃう」
宇野常寛（評論家）「店主の自由。病院や公民館だったら大問題だけど。嫌なら行かなきゃいい。逆にタバコ吸えると売りにしてるところだってありますよ」
視聴者の投票結果は「理解できる」1万8508票、「厳しすぎる」1万1310票だった。
企業採用担当者は「字が汚い、下手くそ」まで見てるの？
【その2】履歴書・エントリーシートの「手書き」の是否
堀江貴文（実業家）が「履歴書が手書きの奴は採用候補に入れたくない」とツイートし、企業役員の厚切りジェイソンも「手書きは効率悪い。アメリカで手書きは聞いたことがない」という。
ジャッジは分かれた。加藤、松嶋、春香クリスティーン（タレント）が「意味あり」、坂口孝則（経営評論家）、近藤、宇野は「意味なし」だった。
クリスティーン「まずは中身ですが、手書きは思いが伝わるのかなという感じ」
松嶋「字が汚いとか、消し方とかで、（人が）見れるんじゃないかなあ」
加藤「手書きでいいという会社に、なぜ意味ないのと言えるの？」
「意味なし」の坂口は「人格とか性格は字とは関係ない。全人格はわからないですよ。企業は手書きを強要する必要はない」
近藤「字が汚い人で、仕事はできるなんてよくありますよ」
加藤「字がきれいで仕事ができないとがっかりするよね」（笑）
宇野「書類は経歴を見るもの。態度とか、人間性は面接でやればいい。わざわざ手書きはむだ」
さて、投票結果は「意味あり」1万9981票、「意味なし」7188票だった。
坂口「意味ありとなると、学生も手書きで書いてくるかもしれない」
宇野「竹槍でB29を落とそうというのと一緒」
加藤「極論だよ、それは」