STAP細胞騒動から2年、理化学研究所を追われた小保方晴子さん(32)がきょう24日(2016年5月)発売の雑誌「婦人公論」で、作家の瀬戸内寂聴さん(94)と対談している。「思いを赤裸々に語っています」(キャスターの菊川怜)
対談は4月に京都嵯峨野にある寂聴さんの寺「寂庵」で行われた。掲載された写真の小保方さんは白いワンピース姿で、寂聴さんと並んでカメラにほほ笑んでいる。
「ある周囲の男性は攻撃がものすごく暴力的で、殺されるかと思いました」
小保方さんは「この2年間、通院以外はほとんど外出できず、固形物が喉を通らない日もあり、体は弱っていく一方で、命がつきるかと思いました。もう無理だと感じていました」と語っている。
寂聴さんに「何を言っても信じてもらえないのですからね。しんどいですか」とたずねられると、「しんどいというか、自分には資格がなかったという気がしているのです」と答えた。寂聴さんは「あなたは必ず甦る」と話す。それ聞いて小保方さんは「心から嬉しい。甦るなんて思ってもいなかった」と感激している。
話題は騒動の最中の「周囲の男性」にも及んだ。小保方さんは「攻撃がものすごく暴力的で、殺されるかと思いました」と実感したという。寂聴さんは「変わるのね、人間て」
これは共同研究者でありながら批判に転じた若山照彦山梨大教授を指すと見られるが、小保方さんは「変わるというか、もともとそうなのを見抜けなかったのです」と思いを吐露した。
若山照彦山梨大教授の反論は・・・
司会の小倉智昭「小保方さんが出した本の内容にそっていますね」
ニュースデスクの笠井信輔は「寂聴さんは小保方さんに寄り添う形です。小保方さんの主張がそのまま掲載されています。若山さんが自分こそ小保方さんを見抜けなかったと反論してくるかもしれませんね」と、最後にはバランスをとっていた。