先月(2015年4月)の熊本・大分地震による住宅や道路など被害額は最大4兆6000億円(うち建築物の被害額最大3兆1000億円)という試算を内閣府がきのう23日(2016年5月)に発表した。
あなたの家が地震で壊れたらどうするか。日本損害保険協会によると、熊本地震の発生後に地震保険の調査依頼や問い合わせが急増し、17万件を超えたという。地震保険の世帯加入率は2014年度に28.8%と3割にも満たない状況だから、みんな心配になったのだろう。
火災保険とセットが条件
司会の夏目三久「みなさん、地震保険に入っていらっしゃいますか」
牧嶋博子(TBS解説室長)「ちょうど2日前に契約更新をしました。でも、保険料、すごく高いなと思いましたね」
パトリック・ハーラン(タレント)「数年前に引っ越したときに考えたのですが、引っ越しが忙しくてちゃんとやっていないです」
街で聞くと、保険のことはよく知らないという人が多い。そこで、藤森祥平アナが地震保険の「そもそも」を説明する。まず、保険の対象になるのは「住居」と「家財」。地震被害で保険が下りるのは「倒壊」「火災」「土砂崩れ」「河川の堤防決壊」「津波」などの場合だ。
重要なのは、地震保険は火災保険とセットで加入することが義務づけられている。補償額は火災保険の半分で、火災保険の補償額が2000万円なら地震保険は1000万円までということになる。
都道府県によって違う保険料
保険会社はいろいろあるが、どこの会社に加入しても保険料は基本的に同じだ。ただ、都道府県別ごとに決まっている。補償額1000万円で木造住宅の場合、年間保険料は東京、千葉、神奈川、静岡、愛知などは3万2600円、一番低いのは岩手、秋田、山形など1万600円となっている。熊本も1万600円になっていたが、見直されるかもしれない。
藤森「来年1月(2017年)から保険料が全国平均5.1%アップしますので、今年中に加入すればお得です」