「クジャク繁殖で困った!」沖縄・八重山諸島・・・200人の小島に400羽乱舞

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   「沖縄の八重山諸島にある小さな島で本来いないはずの生物が増えて、住民を悩ませています」と、司会の夏目三久がインドクジャクの異常繁殖による被害を報告した。人口200人の黒島に400羽もいるという。

   「あさチャン!」が島に行ってみると、ミャオ、ミャオ、ミャオと猫みたいな声が聞こえる。姿はない。警戒心が強く、スタッフに気づいたのか。探すこと6時間。ようやくカメラがとらえたクジャクは体長約2メートル、ブルーの首筋と長い羽根を持つ。今が繁殖期で、オスが羽を広げてメスにアピールしている。

牛の飼育に被害!探索犬使って卵回収

   インドやスリランカにいるはずだが、黒島研究所の亀田和成研究員は「観賞用だったのが逃げ出した」と話す。1970年代に小浜島のリゾートホテルに持ち込まれたクジャクが台風で脱走し、温暖な気候と天敵がいないために繁殖して、今では八重山諸島のほとんどにいる。

   牛の飼育が盛んな黒島では、牧草に糞がまじると牛が食べない。わなを仕掛けるだけでは間に合わず、おととし(2014年)からは探索犬を使って卵を見つける対策に出た。今年はすでに290個を回収した。6月上旬までこの回収を続けるそうだ。

文   あっちゃん| 似顔絵 池田マコト
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