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セブン&アイ鈴木敏文会長の足引っ張った直系常務!納入会社美人社長との近すぎる関係

   FLASHに興味深い記事がある。週刊誌には怖い存在の「セブン&アイ」だが、鈴木敏文会長が退任を表明して約1か月半が経ったが、鈴木体制が抱え込んでいた「時限爆弾」の存在が浮上してきているというのだ。<「ほぼ実績のないA社が、経営幹部の強引な推薦で、イトーヨーカ堂にノートを納入する業者になった」(セブン&アイ関係者)>

   このことが鈴木降ろしの遠因だといわれているというのだから穏やかでない。A社はノートや雑貨の企画・卸、バラエティ番組やタレントのキャスティングを手がけていて、社長は31歳の美人だそうだ。彼女はモデルやタレントの仕事をして、西麻布の飲食店でホステスをしていた。その頃に芸能プロダクション関係者と繋がりができA社を立ち上げた。

   この会社が納入したノートはほとんど売れなかったが、イトーヨーカ堂の常務執行役員と出会ったことで、審査の厳しいイトーヨーカ堂と取り引きできるようになったという。FLASH調べでは、2011年の売上高は1000万円、12年2000万円、13年4000万円、14年1億5000万円、15年は5億円とうなぎ登りである。

   この常務氏は鈴木派直系で、絶対権力者だったというが、昨年10月に監査部門の調査で在庫隠しが疑われ、A社との不正な取引が問題になった。再調査も決まっていたのに、突然中止されたそうだ。そして2月に常務氏は関連会社社長に「左遷」されたという。

   5月26日にはセブン&アイHDの株主総会が開かれる。まだまだ隠されていたウミが吹き出しそうだ。

元木昌彦プロフィール
1945年11月24日生まれ/1990年11月「FRIDAY」編集長/1992年11月から97年まで「週刊現代」編集長/1999年インターネット・マガジン「Web現代」創刊編集長/2007年2月から2008年6月まで市民参加型メディア「オーマイニュース日本版」(現オーマイライフ)で、編集長、代表取締役社長を務める
現在(2008年10月)、「元木オフィス」を主宰して「編集者の学校」を各地で開催。編集プロデュース。

【著書】
編著「編集者の学校」(講談社)/「週刊誌編集長」(展望社)/「孤独死ゼロの町づくり」(ダイヤモンド社)/「裁判傍聴マガジン」(イーストプレス)/「競馬必勝放浪記」(祥伝社新書)ほか

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