張本勲がオバマ大統領にぜひ見てほしい広島原爆資料館の「ある服」
オバマ大統領が5月27日に広島を訪問する。週刊新潮は巻頭で「オバマが広島でやるべきこと」を特集しているが、この2人の意見には賛成する。野球評論家の張本勲氏は5歳の時に被爆し姉を失っている。<「絶対に資料館であの『服』を見てほしい。あそこには、女の子用の小さな服が展示されている。3歳か4歳の子のものかと思っていたら、高校生の洋服だった。洋服もこんなに縮んでしまうのか、と胸を打たれました」>
作家の大下英治氏は1歳の時に母親の背中で被爆し、父親は全身火傷で亡くなっている。<「大統領には、被爆者の話を直接聞いてほしい。資料館も行くべきですが、あそこにあるのは『死者の記録』。それに加えて、地獄を背負って生き延びてきた人たちの言葉を、生で聞いてほしいのです」>
オバマが何を思い何を言うか。世界中が注目しているはずである。