沖縄県警は19日(2016年5月)、うるま市で行方不明になっていた島袋里奈さん(20)を雑木林に捨てた死体遺棄容疑で、嘉手納基地で働く軍属シンザト・ケネフ・フランクリン容疑者(32)逮捕した。
フランクリンは「動かなくなった女性を雑木林に捨てた」と容疑を認め、供述にもとづいて恩納村の雑木林を捜索したところ島袋さんの遺体を発見した。殺害をほのめかす供述も始めているという。
証拠隠滅?車内に塩まく防犯ビデオ映像
島袋さんは4月28日夜、同居している交際相手にLINEで「ウォーキングに行ってくる」とメッセージを残したまま行方不明になっていた。逮捕のきっかけは防犯カメラに映った不審な車のナンバーだった。島袋さんのスマートフォンの位置情報が途絶えた埋立地周辺の防犯カメラの映像を調べると不審な車が写っていた。米軍関係者を示すYナンバーだった。沖縄県警が米軍にナンバーを照会し、フランクリンの車と分かった。
フランクリンは埋立地から20キロ以上離れたコンビニに移動し、コンビニ駐車場で車内に塩をまく姿がコンビニのカメラにあった。日本人女性と結婚し嘉手納基地でコンピューター関係の仕事をしている。
島袋さんはショッピングセンターの化粧品売り場で働き、化粧品関係の資格を取るため勉強中だったという。フランクリンとの接点は確認できず、面識はなかったとみられている。
文
モンブラン