舛添要一・東京都知事は美術品購入費を政治資金報告書で「資料代」として計上し、「国際交流で使う資料だ」と釈明しているが、これが国際交流にどう役立つのかさっぱりわからない。
1980年代に活躍したアメリカのポップアートの画家キース・ヘリングの絵入りの手紙はヤフーのオークションで「ymasuzoe」というIDの人物が落札した。2012年7月で3万円だった。
業者は「個人の名前で振り込まれているので、個人の趣味で買われたんだろうと思いました」という。振り込みは「31,000(送料込み) マスゾエ ヨウイチ」と なっていた。ところが、領収書の宛名は「グローバルネットワーク研究会」で、但し書きは「現代アメリカ社会資料として」だった。いずれも求められて書いたという。
「購入美術は国際交流に使う資料」どう使ったのか教えて!
日本大の岩井奉信教授は「政治活動の資料というのなら法律違反にはならないが、どういう風に使われたのかは説明する必要があると思います」という。追及されているのは知事になる前の話だが、舛添氏が知事にふさわしいかどうかということだから、都民にとってはいまの問題だ。
司会の加藤浩次「振り込みは個人だが、領収書は会社になっているんですね」
武井壮(元プロアスリート)「使用名目や内容はわれわれには判断できませんが、大方の人はいやそれはと言うでしょうね」
犬山紙子(コラムニスト)「この手紙がどう国際交流に使用されるんだろうと使い道を考えても、何もでてこない。信用できません」
きょう20日(2016年5月)の釈明で都民を納得させられなければ、辞任要求の声が強まりそうだ。