安倍首相まだあきらめていない「消費税アップ先延ばしと同日選セット作戦」
新聞に安倍首相は消費税引き上げを先送りして、参院と衆院の同日選挙を考えているようだとの観測記事が載り始めた。週刊現代も「安倍はやっぱりやる」ほうに傾いてきている報じている。解散の大義名分は「アベノミクスを続けていいのか」を国民に問うということのようだ。今年第1四半期のGDPが同日解散かどうかを左右するといわれていたが、発表された1次速報は2四半期ぶりにプラスとなったが、日本経済は「足踏み」状態のままで、増税攻防はなお続きそうだという。
悩みは深い安倍首相だが、熊本大地震は不思議なことに安倍内閣の支持率を3ポイントも上昇させた。だから勝てるときに勝っておく。それが永田町の論理だと週刊現代はいう。だが、菅義偉官房長官は「いま衆院を解散したら確実に議席を減らす」と反対の意向らしい。
東京五輪に総理として出たい安倍首相は、解散をやって、アベノミクスの責任をとるとか何とか誤魔化していったん総理の座を降り、彼のいうことを何でも聞く岸田文雄外相をダミーに据えて、返り咲く戦略も視野に入れているといわれる。
そんな虫のいいことができるはずはない。その戦略をぶっ壊すためにも、もし参議院・衆議院同日選が行われても、自民党の議席をたっぷり減らすことが重要になる。