清原和博「求刑2年6か月」初犯の覚醒剤使用では重め・・・執行猶予付くか?

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   覚醒剤取締法違反に問われている清原和博被告(48)は、きのう17日(2016年5月)の公判で起訴事実を認め、何度も涙を流した。求刑は2年6か月と初犯にしては重かった。この日で結審し、判決は31日に言い渡される。

   雨のなかを20枚の傍聴券を求めて3769人が並んだ。誰もが聞きたかったのは、「なぜ?」だろう。検察官が供述調書を読み上げた。「引退後に目標をなくし、どうしていいかわからない状態だった。コーチや監督になりたかったが、声がかからず、心の隙間を埋めるためだった」と話していた。

検察側厳しい追及「長期使用。強い常習性。週刊誌報道後も止めなかった」

   弁護側質問に「覚せい剤使用は引退後、現役時代はなかった」と述べた。起訴されたのは昨年(2015年)9月の購入と今年2月の使用だが、「罪悪感から、残ったものは捨てた」と語った。検察の質問には「やめるために、自ら命を絶つこと。そればかりを考えていました」と答えた。

   終始落ち着きがなく、ハンカチで汗を拭いていたが、やがて涙を拭くことになった。父親からの手紙が読み上げられ、親友の野球評論家・佐々木主浩さんが情状証言に立つと顔を覆った。

   佐々木さんは引退試合のことを話した。最後の打者に「清原くんをお願いした。彼は最高のバッターでした」と証言した。週刊誌報道の後も付き合いが続いた。「彼を信じていたから」「親友だと思っている」。裁判長の「今後も支えていきたいか」という質問に、「今後は僕にウソをつかないと信じたい」と答えた。

   被告人質問で更生を問われ、「犯した罪の大きさを考えると、(このままでは)野球に対して失礼だと。まずは心と体を万全にし、野球と向き合いたい」。息子たちの話が出ると声を上げて泣いた。

   求刑の2年6か月を弁護士の菊地幸夫は「通常より重い」という。初犯で、罪状を認めていると1年6か月が相場だという。「使用期間が長い。常習性が顕著。週刊誌報道の後も止めなかった。そういうことではないか」という。執行猶予が長くなるだろうという。

文   ヤンヤン| 似顔絵 池田マコト
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