最年長で今夏(2016年)のリオデジャネイロ五輪出場を目指していた馬術の法華津寛選手(75)が出場を断念することになった。練習に励んでいたが、パートナーの愛馬が体調を崩し、日本代表を決める選考会に出場できなくなったためだ。宇垣美里アナがスポーツニッポンの記事を紹介した。見出しに「五輪より馬優先」とある。
「無理をさせたくない。元気にすることを優先したい」
法華津は「(新しい相棒と目指していたが)馬に無理をさせたくないのでリオの夢はあきらめた。まずは馬を元気にすることを優先したい」と話しているという。1964年の東京で初めて五輪出場し、08年の北京、12年のロンドンにも出場、リオに出場していれば最年長出場の記録になるはずだった。
竹内薫(サイエンス作家)「人馬一体の境地ですね。オリンピックで動物と一緒に参加するのは馬術しかありません。古代ギリシアから続く由緒ある競技です。法華津さんは馬に対する愛情があって、残念ではありますが、とてもいいニュースですね。心打たれます」
竹内は高校時代、馬術部員だったそうだ。
馬が第一という馬術家の鏡
藤森祥平アナ「馬が骨折やけがをしたというのではなく、体調不良。無理をすれば出場できたかもしれないのに、法華津さんの判断で無理はさせなかったということですね」
竹内「馬が第一というのは、馬術家の鏡ではないでしょうか」
藤森「リオはダメでも、次の東京五輪を」
司会の夏目三久「東京五輪まであと1528日ですね」
一ツ石
文
一ツ石| 似顔絵 池田マコト