覚醒剤取締法違反に問われた元プロ野球選手、清原和博被告(48)の初公判がきょう17日(2016年5月)午後1時半から東京地裁で開かれる。今年2月に逮捕、3月に保釈金500万円で保釈されてから「初めて公の場に姿を見せます」(司会の笠井信輔)、「法廷で何を語るのか」(キャスターの菊川怜)という裁判には、傍聴を求める人が午前3時半から並んだ。
「一から出直します」反省認められれば執行猶予
清原は保釈直後、「一から出直し、更生して人の役にたつ人間になることを決意しております」というコメントを出した。初公判を前に、知人女性によると「反省しているが、ナーバスになってもいる」という。
初犯で罪を認めていることから執行猶予つきの判決かと予想されるが、ホテルのシーツから常習者の7倍の覚醒剤反応が検出され、150日分を1か月で使った疑いも出ている。公判で新しい事実が出る可能性もある。スター選手で有名人であったことから、社会に与える影響は大きいと判断されれば実刑判決もありうる。
未明から傍聴人の列「名古屋から来ました」
梅津弥英子キャスター「入手経路の疑問もありますね」
東京地裁前の日比谷公園には雨の中、朝から傍聴希望者の列ができた。田中良幸リポーターは「名古屋から来た人もいます。皆さん、本人から話をしっかり聞きたいという思いを強く持っています」
公判には高校時代から清原と親交がある佐々木主浩元投手も証言に立ち、人柄などを訴えて寛大な措置を求めると見られる。裁判は即日結審し、早ければ来週にも判決が出る。
文
あっちゃん| 似顔絵 池田マコト