舛添要一・東京都知事は先週13日(2016年5月)、政治資金の指摘流用の釈明の会見を行い、「誤解を招いた」「一部で混同があった」などとして、一部返金、政治資金収支報告書の訂正をすると語ったが、支出の趣旨は「政治活動で会った」と主張した。
「スッキリ!!」が都民1000人に聞いたところ、会見に「納得した」と答えたのはたった5人だった。0・5%ということである。
イタリアン、天ぷら、回転すし・・・言い訳できず「混同し間違って記載」
2013年1月3日と2014年1月2日に千葉・木更津の温泉ホテルに家族旅行をした費用の合計37万円が「会議費」に計上されていたことについて、知事は「いずれもホテル内の宿泊していた部屋で事務所関係者らと会議をしていた」と政治活動であったことを強調した。会議の内容は2013年は前年の総選挙の処理など、2014年は直後の知事選への対応で、「重要な会議であった」と述べた。
「誰が出席したのか」と質問されたが、「政治的な機微に関わることでもあり、プライバシーもあるので、答えを差し控えさせていただきたい」と明らかにしなかった。家族と宿泊していた部屋を使ったことには、「ご懸念を招いたことを反省している」と話した。
家族の部屋を使うなってことがあるのか。元宮城県知事の浅野史郎氏は「それはあり得るが、それが本当かどうか、論点はそこ」という。政界関係者は「彼はケチだから、そんな会議はありえない」ともいう。
イタリア料理店、回転寿司、天ぷら店などでの飲食代は、個人的な支出を政治資金として処理した疑いだ。1万数千円、5万円といった金額で、これはさすがに「政治活動に利用したことまでは確認できませんでした。私個人の飲食代が誤って計上されていた」と返金するという。
「知事は続けるのか」と聞かれると、「全力を挙げて都民のために働く。真摯にお答えしたので、あとは都民のご判断」と辞任を否定した。