前後編2部作も納得の盛りだくさん
三上は広報活動の一方で、「64」を独自に捜査していた。その過程で明らかになったのは、捜査ミスを県警が組織ぐるみで隠蔽工作していたという事実だった。その直後、「身代金は2000万円、犯人はサトウ、使用するのは丸越デパートの一番大きなスーツケース」という「64」とそっくりの誘拐事件が起こる。ここで前編終了。
三上は2つの「敵」と闘うことになる。1つは警察上層部の複雑な思惑。1つは記者クラブの警察への反発。そして、自らも「引きこもり」だった娘の「行方不明」という家庭問題を抱えていた。
最近、前編後編の2部作という公開がやたらと多いが、この作品については納得である。
佐竹大心
オススメ度☆☆