加入者急増「地震保険」やっぱり入っておいた方がいいこんな人
熊本のほうではいまだに余震が続いている。首都圏でもいつ大地震が起こるか分からない。やはり地震保険に入っていたほうがいいのか。心は千々に乱れる。そこで週刊ポストの地震保険の記事。
地震保険は2011年の東日本大震災(約1兆3000億円)に次ぐ過去2番目の支払い額となるそうだ。その背景には地震保険の急速な普及があるという。94年末時点で9%だった世帯加入率の全国平均は、相次ぐ大震災の影響もあり、14年には28・8%と3倍超に増加しているという。だが、地震保険は必ず火災保険とセットで加入する必要がある。
オールアバウト損害保険ガイドで平野FP事務所代表の平野敦之氏がこう解説する。<対象は住宅(事務所や店舗など事業様物件は対象外)の建物と家財のみで、保険金額の上限は火災保険の30~50%。最大でも建物で5000万円、家財で1000万円です。
例えば、2000万円の火災保険に加入していた場合、地震保険で加入できるのは600万~1000万円となり、保険金だけで家を再建することはできません。
地震保険は被災による損害を全てカバーするものではなく、『生活再建の足掛かり』とする制度です>
地震保険は全国平均で15・5%引き上げられたばかりだが、来年(2017年)1月には全国平均で5・1%、さらにその後の数年間で計19%も上がるという。どんな人が地震保険に入ったらいいのか。住宅ローンの残債が多く残っている人や、収入源が一つに集中している人にはいいそうだが、私のように預金や財産の少ない人も地震保険に加入したほうがいいという。
<蓄えがなければ、被災してすぐに生活は追い詰められるが、地震保険で当面の生活資金を賄えば、苦境も回避できる>(週刊ポスト)というのだが、保険に入るカネがないんだが、どうしたらいいのかね。
元木昌彦プロフィール
1945年11月24日生まれ/1990年11月「FRIDAY」編集長/1992年11月から97年まで「週刊現代」編集長/1999年インターネット・マガジン「Web現代」創刊編集長/2007年2月から2008年6月まで市民参加型メディア「オーマイニュース日本版」(現オーマイライフ)で、編集長、代表取締役社長を務める
現在(2008年10月)、「元木オフィス」を主宰して「編集者の学校」を各地で開催。編集プロデュース。
【著書】
編著「編集者の学校」(講談社)/「週刊誌編集長」(展望社)/「孤独死ゼロの町づくり」(ダイヤモンド社)/「裁判傍聴マガジン」(イーストプレス)/「競馬必勝放浪記」(祥伝社新書)ほか