公用車を使って別荘通いや高額な海外出張費が批判されている舛添要一東京都知事に、新たな「政治と金」の問題が浮上した。週刊文春(5月19日号)が「舛添都知事 血税タカリの履歴」のタイトルで報じた。
「舛添都知事 正月に温泉 会議費で家族旅行ですか」―藤森祥平アナが週刊文春を紹介した日刊スポーツの記事を伝えた。
子供連れで初日の出見物や高級天ぷら・イタリア料理・・・会議費用名目
舛添都知事の政治団体のひとつ「グローバルネットワーク研究会」の収支報告書には、2013年1月3日に千葉県木更津市の「龍宮城スパホテル三日月」に会議費用として23万7755円、翌年の14年1月2日にも会議費用として13万3345円を支出している。ホテルの関係者は「2回とも会議は行われていない。子供を連れた家族での利用だった」と答えている。
都内の自宅近くの高級てんぷら店やイタリア料理店、神奈川県湯河原の別荘の近くの回転すし店でも「飲食代」として1回につき1万数千円~5万6000円を支払っている。「いつも家族と一緒にコースを頼んでいる」「毎回必ず領収書をもらっている」という常連客の話もある。
知事はきのう9日(2016年5月)、会議後の会見で週刊文春報道に関する質問を受け、「それはちょっと。きょうはこれ(会議)の話。今はやめていただきたい。記者会見の時(13日)にいらしてください」と説明を拒んだ。
文
一ツ石| 似顔絵 池田マコト