「ホンットに『とくダネ!』はこの手のニュースが好きなんですが、これね、私に喧嘩売ってるとしか思えないんですよ」
高所恐怖症の司会の小倉智昭がこう声を上げると、隣にいたキャスターの菊川怜も「だから、そうだって何度も言ってるじゃないですか」と笑う。
高さ400メートル!崖から突き出した巨大な手鏡
小倉がおびえているのは、中国で先週オープンした展望台だ。高さ400メートル、全面ガラス張りで、山の崖っぷちから突き出している。ちょうど手鏡のような形状で、柄の部分が崖からの通路、その先の鏡の部分がガラス張りの展望台というのだから、いまにもポキンと折れそうだ。小倉は「遥か下には村が広がり、本当に空に浮かんでいるようです。見ているだけでドキドキしちゃいます。観光客が歩いてる床の部分は下の景色がスッケスケ。ガラスでできた柵は大人の身長より低いんです」
中国ではこの展望台が大人気になっていて、床に寝そべったり、片足を上げてポーズを決めた写真をSNSなどにアップするのが流行りだ。
小倉「なんちゅうものを作ってんですかねえ」
内野泰輔アナ「これ、行ってみたいと思いませんか」
小倉「だってさ、でき立てのマンションの壁が剥がれる国ですよ。ガラスでできた展望台? バカ言ってんじゃないよ」
いつポキンと折れるか!?
内野「この展望台は北京郊外の石林峡という観光地にできたもので、崖から突き出した長さ(32・8メートル)、展望台のガラスの面積(415平方メートル)が世界一だと謳っているんです。ただし、乗るには条件がありまして、ガラスを傷つけないよう、靴のカバーのレンタルが必須だということです」
気になる強度について、展望台の責任者は「主体部分に飛行機などの機体に使うチタン合金を使っており、最大で1900人まで乗れる」と胸を張っているとか。ガラスの厚さはおよそ3・6センチだそうだ。
小倉「いやあ、どうでしょうかね」
内野「私は行きたいですけどね」
小倉「ああ、いってらっしゃい。止めません、全然」
ビレッジマン