ゴールデンウィークを利用して熊本地震の被災地に出かけるボランティアが殺到していて、受け入れ制限のために追い返される騒ぎになっている。熊本市内の災害ボランティアセンターには早朝5時半からボランティア希望者が詰めかけ、午前8時には700人が集まった。受け入れ人数は1000人と決められていたため、受付開始の9時の30分前の8時半には受け付け締め切りになった。
「始発で来たんだけど間に合わなかった」「きのうもダメと・・・」
追い返されたボランティア希望者は「始発電車できたんですが、現地につくのが9時で間に合わなかった」(男子大学生)、「前日もダメと本部で言われ時間通りに来たんですけど、またダメと言われた」(大阪から来た女性)、「駐車場を探す行列で間に合わなかった」(40代男性)と残念そうだ。
被災者は「有難いです。感謝だけです」と頭を下げるのだが、なぜミスマッチが起きているのか。災害ボランティアセンターの不慣れで被災者の要望をうまく汲み上げられていないことや、バスなど交通手段が不足してボランティアを被災地に振り分けができないなどの事情があったという。
コメンテーターの住田裕子弁護士「人がたくさん支援に来たのにミスマッチが見えますよね。行政はシミュレーションしてほしいですね」
文
モンブラン