「本当に偶然なのかと思いますね。今回の地震が400年前の大地震と酷似している点があまりにも多いんです。歴史は繰り返すなら怖いですよ」
磯田道央・国際日本文化研究センター准教授が肥後国誌などの古文書に驚いている。1611年の慶長の三陸沖地震(推定マグニチュード8・1)とその8年後のに起きた熊本・八代の地震(M6・0)は、大分でも大きく揺れた。肥後国誌によると、八代の地震は麦島城が崩壊したほか、同じ日の地震で大分の竹田にあった岡城も破損したとあった。
日本列島全体の地盤が動いた
3・11の東北大震災以降の動きと酷似している。さらに、1627年に長野(松代)でM6・0、1633年に小田原でM7・0、1635年に江戸でM6.0と強い地震が続く。ゲストの武蔵野学院大・島村英紀特任教授は「三陸沖地震が日本列島の地盤全体を動かしたために地震や火山の噴火など起きやすくなったのかもしれない」と指摘する。一連の地震がっているとすれば、東京でいつ起きても不思議ではなさそうだ。
文
モンブラン