ものまねタレントの前田健がきょう26日(2016年4月)午前1時36分に亡くなった。44歳だった。おととい午後7時すぎ、新宿5丁目のレストランで1人で食事をした後、100メートルほど歩いた路上で嘔吐して倒れた。通りがかった人が心臓マッサージをしたりAEDを持ってくるなどしたが、意識はなかった。すでに心肺停止状態だった。
警視庁などによると、死因はまだわかっていないが、目立った外傷などもなく、病死とみられる。
「海の幸とトマトソースのパスタ、うまし」とツイート
前田は倒れる20分ほど前に、レストランからツイッターに「海の幸とトマトソースのパスタ、うまし」と写真入りで書き込んでいた。このときはまったく異常は感じていない。店の従業員はよく来る客だったが、芸能人だとは思わなかったと話す。
医師のおおたわ史絵は「突然の心肺停止ですので、発作性の疾患が考えられます。心臓の病気、心筋梗塞とか、もしくは(クモ膜下出血など)脳血管の疾患などです。直前に飲食をしていたこともあり、アナフィラキシーショックの可能性もあります」という。
前田は高校を卒業後にニューヨークでダンスや歌などを学び、1994年にタレント活動を始めた。ダンスと歌唱力を武器に、松浦亜弥のものまねなどで人気となった。近年は俳優や声優としても活躍しており、新たなステージに踏み出したところだった。
文
ヤンヤン| 似顔絵 池田マコト