熊本被災地で心配される関連疾病!ノロウイルス感染やたこつぼ心筋症

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   熊本地震の被災地で感染症の心配が広がっている。南阿蘇村の避難所では1人からノロウイルスが検出された。現地の医師の話によると、トイレに置いてあった洗浄用のバケツを、誤って手洗い用の水汲みに使ってしまった可能性があるという。

   現地で医療活動を行っている日赤和歌山医療センターの中大輔医師は、「一番の原因は水不足です。水がしっかり出て、手洗いも流水でしっかりできればウイルスが手に残る可能性が低くなります。それができない」と話している。

余震のストレスや寝不足で発生から1か月後に多発

   約100人の医師、看護師らが23日(2016年4月)に洗面所やトイレの消毒に取り組み、ノロウイルスの感染は収束に向かうとみられているが、懸念されている健康被害は他にもある。山木翔遥アナによると、頻発する余震や避難生活に伴う睡眠不足などのストレスから「たこつぼ心筋症」(ブロークンハート症候群)の発症が心配されている。

   心臓が血管の繋がっている個所だけ収縮し、他の部分が収縮しなくなる症候群で、心臓の形がたこつぼのように変形するのでこう呼ばれる。初期症状は胸の痛みや動機、息切れで、発見が遅れると命に係わる。中越地震(2004年)の時も、余震が続いた1か月後に発症患者が増えており、とくに年配の女性に多い。

   コメンテーターの住田裕子弁護士「1対7の割で年配の女性に多いと聞いています。胸の痛みが出たら医師に診てもらった方がいいですね。1か月ほどで自然治癒することもあるそうなので、あまり心配し過ぎもよくないという感じもしますが・・・」

文   モンブラン
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