愛知県北名古屋市の名鉄犬山線の踏切で、23日(2016年4月)に遮断棒(竹製)が通過電車に突き刺さる事故があった。電車の運行に直接支障はなかったが、不審な男が遮断棒を揺らし続けているところが目撃されており、愛知県警は列車往来危険罪の疑いで捜査している。
30~40の男。列車往来危険罪で重罪と莫大な損害賠償
踏切は名鉄犬山線西春駅ホームから150メートル北側にあり、電車の運転手は遮断棒が横に揺れているのに気付いて徐行運転したが、大丈夫だろうと判断してそのまま走行した。3駅先の岩倉駅まで来たときに、変な音がするのに気付いた乗客の通報で遮断棒が車両に突き刺さっているのが分かった。
目撃した女性によると、男が長さ5メートルの遮断棒を故意に横に激しく揺らし続けていた。そこへ電車が通過し、遮断棒が折れて一部が車両に突き刺さったという。男は30~40代の黒ずくめで痩せていて、自転車に乗って逃げ去ったという。
コメンテーターの住田裕子弁護士は「面白半分という意味では、置石と同じで、列車往来危険罪という大変重い罪(2年以上の懲役)になります。損害賠償もすごい金額になります」と警告している。
文
モンブラン