一見するとトリュフチョコみたいな丸いボールだ。色もトッピングもさまざまで、しかしお菓子ではない。お味噌のお団子である。「みそまる」というのだそうだ。むろん味噌汁にもなる。食卓に革命をもたらすかもといま主婦の間で話題沸騰という。
「まいたけのみそまる」「ミラノ風みそまる」・・・自分オリジナル
先ごろ横浜市の「アピタ長津田店」で開かれた催しに、大勢の主婦が詰めかけた。会場には色とりどりの「みそまる」がずらりと並んだ。チョコの色もあれば、白ごままぶしの和菓子風に見えるもの、ピンクのお団子、緑鮮やかなのはなんだろう・・・。
イベント会場に並んだのは、「まいたけのみそまる」(アーモンド、まいたけ、お麩、大根菜の具)、「ミラノ風みそまる」(チーズ、ドライトマト、ほうれんそう、ポルチーニ)など多彩だ。味わった主婦の感想は「辛くもなし」「あっさりがいい」というものだった。
インスタント味噌汁は簡便なのだが、お値段がいささか張る。ならばと、自らインスタントを作っちゃおうという発想で生まれたのが「みそまる」というわけだ。街で聞いてみると、「作ったことがある」という人は意外に多かった。ポイントは「手軽さ」だ。まとめて作っておけば冷蔵で1週間はもつし、冷凍すれば1か月OKだ。「(せわしない)朝でも飲めるし」「お弁当にも持っていける」というのは、たしかに革命かもしれない。
「お弁当にも持っていける手軽さ」
発案者は藤本智子さん(30)。味噌離れする若い人たちに、アミノ酸、ビタミンが豊富な味噌の良さを知ってもらいと考案した。すでに何冊もの本になっている。これに触発されて、ネットでもさまざまなレシピが提案されて、賑やかだ。
司会の加藤浩次「味噌離れが進んでるんだね。(近藤春菜に)みそまる知ってた?」
春菜キャスター「知らなかった」
ここで「とろろ昆布のみそまる」の作り方を紹介した。材料は白味噌、出汁、あげ、ネギ、ワカメ、切り干し大根、ゆず、とろろ昆布で、これを刻んで混ぜて、最後に直径3センチくらいのお団子にする。ラップに包んででき上がりである。
高橋真麻(フリーアナ)「見た目もかわいらしいし、甘いものが苦手な男子にあげたら喜ぶかも」
加藤「みそまるを?」(爆笑)
橋本五郎(読売新聞特別編集委員)「私は、その日に作った豆腐とわかめの味噌汁がいいなあ」
加藤「そうでしょう。でも、食べる時間がバラバラだったりすると・・・」
春菜「お弁当にもいい」
加藤「すぐ、みそまるのCMなんか来ちゃうんじゃない?」
春菜「みそまるじゃねぇよ、って?」