茨城県つくば市森の里地区で、2日でタイヤ160本をパンクさせる事件が起きた。司会の夏目三久が「住民たちは姿を見せない犯人に頭を悩ませています」と伝えた。先月26日(2016年3月)に37台、29日に49台のタイヤのタイヤが、「尖ったようなやつでポンポンとやったような」(ガソリンスタンド従業員)小さな穴が次々に開けられていた。アイスピックのようなものらしい。仕切りのフェンスをしめておいた車庫の中まで侵入されたものもあった。
半径200メートルの集中
周辺では12年8月から今年3月までに計20台以上が被害にあっている。この地区は住宅街で、犯行は半径200メートルの範囲に集中している。現場を訪れた神奈川県警の元刑事の小川泰平さんは「どう考えても、土地勘がある人間の犯行」と話す。台数からして1人ではないと推理して、「力の弱い者の犯行も考えられます。女性が加わっている可能性もある」という。深夜1時から2時ごろに若い男女の笑い声を聞いた女性もいて、女性をふくむ若者グループの可能性が浮上している。
これまで3回も被害を受けた男性は、「警察から現行犯でないと捕まえられないと聞いた」と不安にかられ、防犯カメラを取り付けた。塀にブルーシートを張ったり、車庫をベニヤ板でかこったり、柵に空き缶をとりつけて鳴るようにした人もいる。
自治会を中心に防犯パトロール隊も結成された。深夜見回りに「あさチャン!」の取材班が同行している時にも、車の警報ブザーが鳴り住民が飛び出してきた。「連休が心配」という。
文
あっちゃん| 似顔絵 池田マコト