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「北海道5区補選」鈴木宗男が怒ってる!せっかく応援してやってるのに俺の出番ゼロ

   週刊文春はその「補選」の現状を報じている。自民党公認で故・町村信孝衆院議長の娘婿である和田義明氏(44)と、高校中退で2人の子供を持つシングルマザー、障害者施設などで働き、5年前に北海道・札幌に移り住み、北海道大学大学院で公共政策を学んでいる池田真紀氏(43)の一騎打ちである。

   和田氏は町村氏の地盤を受け継ぎ、選挙区内に3万近い票を持つ新党大地の鈴木宗男氏が支援しているから負けようがない戦いのはずだが、現状は池田氏が互角の戦いをしていて、安倍首相は大慌てだという。

   池田氏が支持を伸ばしている背景には,共産党が独自候補の擁立を取り下げ、民共共闘が進んでいることが大きい。また、せっかく取り込んだ鈴木宗男氏だが、宗男氏と娘の貴子氏が目立ちすぎると誰の選挙だかわからなくなるという批判が後援会から出て、宗男隠しにあっていると本人も腹を立てている。

   「総決起集会に私を呼んでおきながら(応援演説の)出番も与えない。(中略)昔の町村流のやり方に固執しているのか、勝つためにどうすればいいのか分かっていないのか、不思議でなりません」(宗男氏)

   アベノミクスは失敗で円高、株は乱高下。TPPでは日本側の聖域が守られていないことがだんだん明るみに出てきた。消費税10%は先送りが既定路線となり、今さら発表してもインパクトは少ない。そこに熊本大地震が起きたのだから、もはや安倍政権はレイムダック状態になってきている。政治は一寸先は闇だとよくいわれるが、この流れを見ていると頷ける。これからの焦点は、いつ安倍首相が総理の座を放り投げるかに完全に移ってきたようだ。

元木昌彦プロフィール
1945年11月24日生まれ/1990年11月「FRIDAY」編集長/1992年11月から97年まで「週刊現代」編集長/1999年インターネット・マガジン「Web現代」創刊編集長/2007年2月から2008年6月まで市民参加型メディア「オーマイニュース日本版」(現オーマイライフ)で、編集長、代表取締役社長を務める
現在(2008年10月)、「元木オフィス」を主宰して「編集者の学校」を各地で開催。編集プロデュース。

【著書】
編著「編集者の学校」(講談社)/「週刊誌編集長」(展望社)/「孤独死ゼロの町づくり」(ダイヤモンド社)/「裁判傍聴マガジン」(イーストプレス)/「競馬必勝放浪記」(祥伝社新書)ほか

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