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避難所の食事「おにぎりとバナナ」カップ麺余ってるのにお湯が沸かせない

   被害の大きかった益城町や南阿蘇村では、道路の寸断で救援物資が届かず、スーパーにも物がない。1000人が避難している保健福祉センターでは、敷物もないコンクリートの上に座り込んだり、寝転がったりしている。大竹真リポーターがここでの食事を見せた。

「朝はおにぎり1つ、バナナ1つと一家にゆで卵1つでした。昼は菓子パン1個。夕食はおにぎり1つ、バナナ1つです。一方でカップ麺は余っています。目の前にあっても、大量にお湯を沸かせないからなんです」

   いや、カップ麺は時間は20~40分かかるが、水でも十分食べられる状態に戻る。

   司会の加藤浩次「こういう状況では、物資が届かないというのは起こりがちですがね」

   ロバート・キャンベル(東京大教授)「政府は10万食を送ったといいますが、拠点に止まってしまっているようです。国と地方の連携がうまくいってないんです。ニーズを把握できない」

   熊本県は地域防災計画で、緊急時に備えて物資集積の拠点を3つ予定していたが、3か所とも被災して使えなくなっていた。物は集まってきているのだが、さばく人手がない。運ぶトラックはあっても運転手がいない。

   こうした中、きのう18日午後5時、南阿蘇村に米軍のオスプレイ2機が救援物資を届けた。簡易トイレ、トイレットペーパー、水、食料、医薬品、毛布など約20トンだ。さすがにヘリコプターより格段に優れた機動力、輸送力だが、災害支援に名を借りたどこかデモくさい。

   熊本地方の新幹線と高速道路は止まったままだが、熊本空港はきょう19日から到着便だけが利用可能になった。

文   ヤンヤン
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