「けさのボード」コーナーで取り上げたのは、鎌倉市が公開した津波襲来のシミュレーションCGだ。司会の夏目三久が伝える。「ご覧ください。鎌倉駅前の商店街に押し寄せる真っ黒な濁流。津波の高さは最大で14・5メートルにも達します。地震発生からわずか8分で鎌倉を襲うと想定されています」
津波は神奈川県直下地震によって発生することを想定したものだ。
観光客向けに避難アプリ提供
鎌倉に住田洋リポーターが出かけた。「鶴岡八幡に続く一の鳥居のところにいるのですが、ここも、ほらこのように・・・」と飛び退くとCG映像が重なり、一面が水没する。「江ノ電がすぐわきを通る七里ヶ浜も・・・」では、津波は海沿いの道路を一気に超えて江ノ電の線路が奔流になる。腰越の住宅街もあっという間に水の中だ。
鎌倉市は土地勘のない観光客も8分以内に避難できるように「津波避難ビル」30か所を指定したり、路上に避難場所の案内をペイントしたりしている。「さらに、国土地理院と共同でスマホやタブレットにインストールする津波予測アプリも登場しています」(住田リポーター)
自分のいる場所でタブレットなどをかざすと、到達する津波の高さが標示されるのだ。住田が鎌倉駅前でやってみせる。「5メートルと出ています。小町通りでは1メートルでした」
鎌倉市防災安全部の窪田敬司係長は「観光に来た人も、いざというときどこに避難するとか、自分がどこを通ってどこへ逃げるかなどを確認してください」と呼び掛ける。
夏目「積極的に使っていただきたいとおもいますね」
文
あっちゃん| 似顔絵 池田マコト