衣装ケースに幼児詰め込み「死ぬとは思わなかった」39歳父親の非常識以前

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   子どもが騒ぐからと、プラスチックの衣装ケースに閉じ込め死亡させたとして、きのう11日(2016年4月)、奈良・生駒市に住む父親・井上祐介(39)が殺人容疑で逮捕された。「しつけ」で以前から入れていたといい、以前から虐待の通報があり、生駒市は親に接触もしていた。

母親も「何回もやっていること。気にしなかった」

   井上は10日午後6時前、3歳の長女と2歳の長男がテレビをたたくなど騒いだため、長さ80センチ、幅40センチ、高さ30センチの衣装ケースに2人を詰め込み、蓋をしてロックも掛けた。

   ケースはグレーで外から中は見えない。そのまま20~30分放置したという。その後、蓋を開けると長女は立ち上がったが、長男はぐったりして意識がなかったという。父親は救急通報したが搬送先の病院で死亡した。死因は窒息による低酸素脳症だった。長女に異常はなかった。

   夕食の準備をしていたという母親は「(夫は)何回もやっていたこと。しばらく子どもの泣き声が聞こえた」といっている。逮捕された父親は「殺すつもりはなかった」といっているという。子どもにアザなど虐待をうかがわせるものはなかった。

文   ヤンヤン| 似顔絵 池田マコト
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