オバマ大統領広島訪問は実現するか?5月の伊勢志摩サミットに合わせ調整中

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   きのう11日(2016年4月)、G7(主要7か国)広島外相会合に出席したアメリカのケリー国務長官は他の外相らと平和記念公園を訪れ、原爆ドームも視察した。記者会見では「アメリカの大統領もいつか広島を訪問できるといい。大統領はスケジュールが過密なので、訪問するには事前の計画が必要」と述べた。5月の伊勢志摩サミットに合わせ、オバマ大統領の広島訪問の可能性が出てきた。

米大統領として初めての訪問を最後の功績にしたい

   司会の夏目三久「可能性はあるんでしょうか」

   龍崎孝(流通経済大教授・元TBS政治部長)が解説する。「正式決定は伊勢志摩サミットの直前のギリギリになると思いますが、いまは布石が打たれていると思います」

   龍崎はオバマの広島訪問には2つのポイントがあるという。「実現すれば現職大統領として初めてのこと。核廃絶へ向けた最後の功績にしたいということ。もうひとつは大統領選の援護射撃。過激な発言をするトランプ氏に対し、平和や核廃絶を訴える民主党の姿勢を打ち出し、クリントン氏を援護射撃したいということですね」

米国内に根強い「原爆は戦争終らせた」

   米大統領にとって、広島訪問にはリスクもある。「国内の批判です。米国では広島原爆投下については、第2次世界大戦を早期に終結させ多くのアメリカ人を救ったという評価がずっとあります。もし、広島訪問が謝罪と受け止められると、国内でもの凄い批判を浴びてしまう」

   夏目「そうなると、謝罪と受け取られない形の訪問になるということですね。謝罪ではなく、どういう言葉を残すかということですね」

   パトリック・ハーラン(タレント)「アメリカにも謝罪すべきという声もありますが、猛反対の人も多いのです。ケリー長官の訪問がどんな反応になるか、その結果次第で決まります。大統領選にダメージとなるとみれば、大統領選後になるかもしれませんね」

文   一ツ石| 似顔絵 池田マコト
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