日本でも「ブラックフライデー」やろう!年に1度の全国一斉大バーゲンセール

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   アベノミクス失速で打つ手がなくなったのか、安倍内閣の経済財政諮問会議は日本でもアメリカのような「年に1度の全国大セール」を導入しようという話が検討されたという。

   どんなセールなのか。明治大学政経学部の飯田泰之准教授が解説した。アメリカ最大のセールは、毎年11月の第4金曜日から4日間にわたって全米で行われ、「ブラックフライデー」。消費者は欲しい物をこの日まで我慢して、この日に買うのが習慣になっているという。

米国では11月第4金曜日から4日間!軒並み半値以上値引き

   米国のブラックサンデーは、その値引き率の大きさに驚く。通常価格13万5100円の冷蔵庫(640リットル)が8万5800円(38%オフ)、49インチ液晶テレビが通常価格3万4000円を1万8000円(48%オフ)。ブラックフライデーしか値引きしないプラダのバッグも40~50%オフ、フェラガモの婦人靴も50~60%オフだ。

   全米小売業協会によると、この4日間のデパート・小売店の売り上げは、年間売り上げの約2割を占めるという。ブラックフライデーのネーミングも「黒字になる日」の意味で使われている。

   カナダ、英国で導入されているほか、韓国も昨年(2015年)の10月に中国の国慶節に合わせて2週間実施した。ただ、宣伝期間が短かく思惑通りにはいかなかったらしい。

経団連が提案「2月か9月ではどうか」

   日本では経団連が提案し、実施日については中国の春節(正月)に当たる2月(日本では消費が落ち込む)か、中国・国慶節に近い9月(日本のシルバーウィーク)の2候補が上がっている。百貨店業界は「どうせやるなら、半年以上前からの準備が必要だ」と乗り気だ。

   作家の吉永みち子「そもそも何でこんなことが出てきたのか。国内消費が伸びないから何とか買わせたいと思ってなんでしょうが、もう一つの目的のデフレ解消がますますできなくなるんじゃないかな」

   長嶋一茂(スポーツキャスター)「これ、なんとなくゴミ屋敷とリンクしてしまう。そもそも過剰供給なんだよね。これやるとゴミ屋敷がもっと増えないかとなる」

   玉川徹(テレビ朝日ディレクター)「高揚した時に買ったものって、だいたいいらないものなんだよね」

文   モンブラン| 似顔絵 池田マコト
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