GPS(衛星利用測位システム)を使って女子高校生の行動を監視していたとして、警視庁巣鴨署は埼玉県三芳町の建設会社社員・三浦邦匡(45)をおととい3日(2016年4月)、ストーカー規制法違反容疑で逮捕した。3センチ四方のGPSを女子高生が乗る自転車のサドル裏にとりつけていた。
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人工衛星を通じて位置確認ができるGPSは、高齢者や子どもの居場所確認、路線バスの運行連絡、地震や火山の予知などに使われている。
司会の小倉智昭「便利なものが悪用されるとストーカーになるんだね」
田中良幸リポーター「人が手に握れば隠れるほどの小ささで、黒いサドルの裏に黒い粘着テープではりつけられていました。下からのぞき込まなければ気が付きません」
三浦はこれで女高生の居場所を知り、スマホで行動を監視し、待ち伏せてしつこく声をかけたという。たまたま女子高生が見つけ、警察に届け出て発覚したが、三浦は「女子高生に好意を持っていた」と話しており、「気が付かなければ最悪のケースも考えられます」(田中良幸リポーター)
警視庁の元刑事・江藤史朗さんによると、GPSそのものを取り締まる法律はなく、住居侵入や器物破損、ストーカー規制法で摘発するしかないそうだ。女高生が偶然に見つけて発覚したが、盗聴器のような電波は出ないので探知はむずかしい。1週間1万円以下でレンタルされ、フル充電で3、4日もつ。
小倉「こういうもののレンタルってあるんですね。普通はまともなことに使おうとは思わないけどね」
キャスターの菊川怜「目で見つけるしかないですね」文
あっちゃん| 似顔絵 池田マコト