新しい名前は「バスタ新宿」だそうだ。JR新宿駅南口にオープンした日本最大の「高速バスターミナル」がきょう4日(2016年4月)から動き出した。JRの他に6つの私鉄、地下鉄、さらにバスがある新宿は、1日に345万人の利用者がある。
午前4時に出た1番バスは羽田空港行きだった。甲州街道に出れば、高速道路入り口の初台ICは目と鼻の先。これまでごちゃごちゃと狭いところでよくやってきたものだと改めて感心する。
39府県と結ぶ1日1600便
これまではたしかにひどかった。ヨドバシカメラ本店前の狭いところを中心に、バス会社や路線によって新宿西口一帯19か所に分散していた。チケットはあるのに場所がわからずウロウロ。重いカートを引いてJR駅から15分も歩く発着所もあった。
バスタ新宿はJR南口の線路上の高架にある。3階建てで、JRならホームからエスカレーターで、私鉄からでも甲州街道を渡ればいい。とにかくここへ行けば高速バスに乗れる。1日に1600便以上が青森、福岡など39府県と結ぶ。
ターミナルには全国の観光情報を英語や中国語で提供する情報センターも設けられ、外国人観光客の拠点にもしたいという。日本人でもわかりにくいバス路線を、外国人が結構利用している。スッキリして一番喜んでいるのは外国人かもしれない。
バス停探してウロウロ解消
この日は早朝から利用客が集まり始め、よく利用するという女性客は「すごくきれい。今までバス停の場所で迷っていたのがわかりやすくなった」という。
岩本乃蒼アナ「新宿は広いですけど、ぐっと便利になりそうですね」
コメンテーターの高橋真麻(フリーアナウンサー)「友達が千葉県の館山に住んでいたので、そこへ行く時は高速バスを利用していたんですが、新宿は遠いからと東京駅発でした。これからは便利になりますよね。きれいでいいですね」
それにしても、ビルの正面に「バスタ」とでっかく入っているのには恐れ入った。この日本英語、案外、世界語になるかもしれない。