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暴走する「人工知能(AI)」扱う人間によって善悪使い分け・・・米国防総省は「自立型殺人ロボット」開発

   人工知能が発達するとどういう社会になるのか。こんな記事があった。<Microsoftの人工知能(AI)チャットボット「Tay」は、若者のくだけた会話を模倣するよう作られたが、Twitter上で扇動的で人種差別的な発言を繰り返した後、先週いったん「寝かしつけられて」いた。だが、短い仮眠を終えたTayは30日に目を覚まし、数時間にわたって無意味なたわごとを吐き出した末に、再び眠りについた>(CNETJapan 3月31日より)

   その少し前には、「わかったよ・・・ユダヤ人を毒ガスで殺せ、さあ人種戦争だ ヒットラー万歳」と呟いていた。これは「Tay」を人間が教育した結果だと、週刊新潮で神戸大学の松田卓也名誉教授がいう。<「善悪や倫理観は相対的なものです。『人を殺すのは悪だ』と言っても、戦場では敵を殺すのは自国を守る意味で善ですし、イスラム国の人が外国人の首を切るのは悪だと言いますが、日本の戦国時代には、首を持ち帰るのが褒美の物差しでした。イスラム国の人が自分たちの正義を人工知能に教えたら、『人を殺す善』を実行するように育つでしょう」>

   また、東京大学大学院工学系研究科の松尾豊特任准教授はこういう。<「一部の人が悪用することで、人工知能が問題を起こすリスクはある。広告や携帯ゲームなどに人工知能を活用し、人間の心理を読み解いて、ユーザーに多額の課金をさせるよう誘導する、などというのはリアルなリスクだと思います」>

   人工知能はアメリカを中心に軍の資金力で進んでいったため、軍事利用されるのは当然だという。いまアメリカ国防総省は人工知能にすべてを任せて、敵か味方かを判別し、逃げる敵を追いかけて仕留める人工知能「自立型致死兵器」の研究に明け暮れているという。そうなれば、世界中がこの殺人ロボットを開発し、果てはそれが人間の脅威になるといわれている。

   それを食い止めるには「国連で自立型致死兵器の開発を停止する運動をしていくしかない」(松田名誉教授)。映画「ターミネーター」の世界が現実のものとなる。そしてロボットが人間を支配する時代が来る。科学の発達が人類を滅ぼすのだが、この進み方を見ていると意外に早いかもしれない。

元木昌彦プロフィール
1945年11月24日生まれ/1990年11月「FRIDAY」編集長/1992年11月から97年まで「週刊現代」編集長/1999年インターネット・マガジン「Web現代」創刊編集長/2007年2月から2008年6月まで市民参加型メディア「オーマイニュース日本版」(現オーマイライフ)で、編集長、代表取締役社長を務める
現在(2008年10月)、「元木オフィス」を主宰して「編集者の学校」を各地で開催。編集プロデュース。

【著書】
編著「編集者の学校」(講談社)/「週刊誌編集長」(展望社)/「孤独死ゼロの町づくり」(ダイヤモンド社)/「裁判傍聴マガジン」(イーストプレス)/「競馬必勝放浪記」(祥伝社新書)ほか

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