「1回戦で負けてしまえ」罵声の吉田・滋賀県議開き直り「謝罪するつもりない」

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「お前らなんか1回戦で負けろ」

   滋賀県の吉田清一県議(68)が、選抜高校野球に出場する高校球児たちに罵声を浴びせた。大会直前の16日(2016年3月)、滋賀県庁で出場校の滋賀学園の選手激励会を終え、選手たちが送迎のバスに乗り込もうとすると、吉田県議が現れ、「なんちゅうとこに(バス)停めてんね」と怒鳴り始めた。そして、冒頭の罵声を浴びせたのだ。

   バスが停めてあったのは滋賀県教育委員会から指定された場所で、学校側に落ち度はなかった。

「滋賀学園に何の憎悪も何の特別な愛情も持っていない」

   吉田県議が丁寧に謝罪すれば騒動は収束するはずだったが、31日に行われた記者会見でさらに波紋が広がった。吉田県議は「私が言ったのは『こんなことしてたら1回戦で負けるぞ』で、『負けろ』とは言っていない」と弁解した。「駐車禁止の場所にバスが駐車していると思い注意しただけ。滋賀学園に対して何の憎悪も何の特別な愛情も持っていない。誤解を受けたとしたら残念だが、発言の撤回や謝罪、(議員辞職も)するつもりはありません」と述べ、記者が質問途中にもかかわらず退席してしまった。

   コメンテーターの沢松奈生子(元プロテニスプレーヤー)「県議という要職で、公人である以上、おっしゃった言葉は残るし、一生懸命、死に物狂いで練習に取り組んだ選手たちに『負けてしまえ』『負けてしまうぞ』という言葉は人の心があったら出てこないと思います」

   パトリック・ハーラン(タレント)「県民の代表である県議が県の代表チームにこんなことを言ってしまうのは本当に理解不能ですね」

文   モンブラン
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