離婚訴訟中だった女優の三船美佳(33)とミュージシャンの高橋ジョージ(57)の離婚がきのう29日(2016年3月)に成立したという。三船が訴訟を取り下げ、高橋が協議離婚に同意した。長女の親権は三船が持ち、慰謝料はないという。
双方とも「円満決着」強調
1998年9月に結婚したときは「年の差婚」と話題になったが、昨年(2015年)1月に三船から離婚訴訟が起こされた。原因は高橋のモラルハラスメントといわれ、妻を必要以上に束縛し、日常的に人格を否定するような発言を繰り返したと報じられた。モラハラは精神的な暴力で相手を傷つけるハラスメントといわれ、三船側はモラルハラスメントに関する2冊の本を証拠提出した。
これに対し高橋は「外出禁止などはしていない。彼女が感じていたことなのかな」と過度な束縛はしていないと主張した。
離婚成立で高橋はファクスで「2人が円満に離婚する和解が成立しました。一部報道にあったモラルハラスメント等の事実は一切なかったことを断言させていただきます」とコメントした。三船はブログで「円満決着という言葉を持って大きな喜びとともにご報告させて頂きます」と述べたが、モラハラには一切触れていない。
譲れなかった美佳の「親権」とジョージの「名誉回復」
芸能ジャーナリストの井上公造「裁判の争点はモラハラ問題でした。ゆずれないのは、美佳ちゃんは『離婚と親権』」だけで、ジョージさんは『モラハラはなかったいう名誉回復』ということでした。2人とも円満といっていますが、円満離婚ではなく、妥協離婚でした」
司会の加藤浩次「妥協しないと離婚できませんからね。でもまあ、2人とも次の道へ進むことになったのですから良かったことですね」