監禁中学生「自分が捜されてるのネットで知ってた」むりやり書かされた家出メモ

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   誘拐され、2年ぶりに戻った埼玉・朝霞市の女子中学生(15)の様子を、父親「変わらぬ笑顔だった」と語った。身長は5センチほど伸び、大人っぽくなっていた。「日常の生活を取り戻してあげたいというのが一番です」

   寺内樺風容疑者(23)が2年近く女子中学生を監禁していたのは、千葉市内のアパートだった。通っていた千葉大の真向かいで2LDK。外出するときは外から鍵をかけ、中から開かないようになっていた。アパートの住民も女性がいるとは気づかなかった。

寺内樺風「生理用品や女性誌を定期的に購入」そっち方面の人かと・・・

   寺内が女性の生理用品や女性誌を定期的に買っていたという目撃もあったが、「そういう人なのかなと思った」と不審がられなかった。寺内はこの23日に大学を卒業し、就職先に通うため東京・東中野のアパートに引っ越した。その際、部屋を掃除する女性の姿が目撃されていた。

   女子中学生はインターネットで両親が自分を捜していることを知っていた。中野のアパートは外鍵がなかったため脱出できた。公衆電話をかけた小銭は掃除の際などに見つけ隠していたという。

   誘拐した時、寺内は少女に「両親が離婚した。私は弁護士だ」と偽り、むりやりに車に乗せた。その後、「探さないで」などのメモを書かせて、家出を装い、少女に目隠しをして千葉まで連れて行った。動機はわかっていない。

   寺内は大阪・池田市の出身で、小学校時代から算数が得意で頭がいい子だった。11年に千葉大情報画像学科に入学し、13年に休学してカナダに留学したほか、アメリカで小型機のパイロット免許を取得した。大学も「真面目な学生だった」という。女子中学生を誘拐したのは、帰国して半年後だった。

文   ヤンヤン| 似顔絵 池田マコト
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