ベストセラー「五体不満足」で知られる乙武洋匡さん(39)が、5人の女性と不倫をしていたと、「週刊新潮」(3月31日号)が報じた。乙武さんは不倫を認め謝罪しているが、次の参院選に自民党から出馬する話が進んでいただけに波紋を呼んでいる。
「週刊新潮」に目撃され万事休す
週刊新潮の記事は「乙武クン5人との不倫」「一夫一婦制では不満足」という見出しで、サブに「参院選『自民党』最強の切り札の背徳的生活!」とある。20代後半の女性と昨年末(2015年)にチュニジアとパリを旅行した様子が詳しく書かれ、不倫がばれないようにダミー役の男性を同行させていた。取材に「肉体関係もあります。彼女とは3、4年になる」と答え、他にも4人の女性と関係していたと明かしている。
乙武さんはけさ24日(2016年3月)に報道各社に送ったファクスで、「不徳の致すところ」と謝罪し、妻と話し合って「私を許し、もう一度家族として受け入れたいと言ってくれた妻に、今度こそ応えたい」と書いている。妻の仁美さん(38)も「私にも責任の一端がある。二人でしっかりと話し合った結果、3 人の子供たちのために」とファックスした。
乙武さんは先天性の病気で両手両足がないが、早稲田大在学中の1998年に出版した「五体不満足」が450万部を超えるベストセラーとなって、「障害は不便ですが、不幸ではない」と明るく颯爽と生きる姿に好感度が高かった。卒業後はニュース番組のキャスターやスポーツライターとして活躍、小学校の教壇にも立った。
01年に大学の後輩だった仁美さんと結婚、3人の子供がいる。ツイッターに子供の成長の様子を記すなど子煩悩で知られ、「子育てには家庭の安定が不可欠」と子育て論をぶってもいた。それが不倫というのではサマにならない。
参院選「自民党目玉候補」立ち消え?
夏の参院選で自民党の目玉候補と目され、「東京選挙区か比例区で」と報じられたのが先週だった。政治アナリストの伊藤惇夫氏は「注目度の高い方ではよくあること。長崎の知事選に出馬した大仁田厚さんは金銭スキャンダルが報じられた(選挙は大敗)。当選後も不倫でたたかれた田中美絵子さんの例とか。最近では、自民から立候補が決まっている今井絵理子さんも、お付き合い相手のことが取り上げられている」という。
司会の小倉智昭「選挙があるから、なんでこの時期にと思う人も多いでしょう。また、別の不倫まで自分から明かしているんですね」
宋美玄(産婦人科医)「対応がいいですよね。いろいろ憶測されるよりはいいと、乙武さんは炎上の百戦錬磨だから。ただ、なんで奥さんに謝らせるんだと思う人もいるかもしれないですね」
木暮太一(経済ジャーナリスト)「夫婦間の問題で、世間がとやかくいうことではないと思いましたけどね」
いや、国政選挙に出るということは、公私ともにチェックされるということなのだよ。
小倉「選挙ってイメージだから、プラスにはならないでしょうね」
笠井信輔ニュースデスク「宮崎謙介前議員の不倫話もあったし、自民は公認しづらくなったでしょうね」