「人の集まる都会を狙え」各国に散らばりネットで連携するISテロリスト

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   ベルギーの首都・ブリュッセルで22日(2016年3月)に空港と地下鉄で起きた爆弾テロ相次ぎ起きた連続テロで、現在も市内を走る地下鉄はすべての駅を閉鎖、バスや路面電車などの交通機関も運行停止、学校も休校、商業施設、美術館も閉鎖されマヒ状態だ。

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   捜査当局は空港内の監視カメラに写っていた3人の男の映像を公開した。自爆死した2人は左手に黒い手袋をしており、「起爆装置を隠すためのもの」という見方をしている。2人の遺体は脚が激しく損傷しており、スーツケースに爆弾を入れ爆発させたと見ている。残る白い服を着た男は現在逃走中という

   イスラム過激派組織のIS(イスラム国)は「戦士たちが爆弾ベルトと装置を使って相次いで爆弾攻撃を実行した。ISに対する有志連合に参加するベルギーの空港とブリュッセル中心部の地下鉄を標的にした」と犯行声明を出した。今月18日にパリ同時多発テロの実行犯の1人、サラー・アブデスラム容疑者とかくまった仲間がベルギーで逮捕さえた。今回の連続テロはその報復だろうか。軍事ジャーナリストの黒井文太郎は次のような見方をしている。

「アブデスラム容疑者含め、ベルギーからISに参加している戦闘員は500人ぐらいいます。彼らは仲間とネットワークでつながっていて、今後もテロの標的として外国人の集まる場所が狙われるでしょう」

   TBS解説委員の龍崎孝「テロとの戦いが不毛の戦いになるのではという恐怖心を与えかねない状態で、このことが難民の問題などでより頑なな方向に向かっていくのではないでしょうか」

   フランスのオランド大統領は「テロはベルギーで起きたが、ターゲットはヨーロッパ全体であり、全世界だ」と国際社会の結束を呼びかけているが、止まらないテロの恐怖にヨーロッパ中が恐れおののいているようだ。

文   モンブラン
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