これまでも格下相手に張り手乱発
司会の羽鳥慎一「元力士でさえ3か月のけがをしたんですから、一般の人なら大変なことになってました」
砂かぶりの席は土俵から1メートル。相撲のパワーは軽自動車同士のぶつかり合いに匹敵するともいわれ、体重160キロの嘉風が飛んできたらたまったものではない。
元毎日新聞記者の相撲ジャーナリスト、中澤潔さんは「お客さんはよけようがない。荒っぽすぎます。今場所はとくにひどい」と眉をひそめる。
白鵬はこれまでも格下相手に張り手を頻発するなど、横綱としては乱暴な取り口が目立つ。嘉風は張り手と突きで血を流していた。しこ名のまま年寄になれる「一代年寄」には、日本国籍が必要なことにいらだちを感じているのではといった観測もされるが、感情のままに相撲を取るのでは横綱ではない。相撲協会は注意ぐらいですませていいのか。
文
あっちゃん| 似顔絵 池田マコト